WordPressにパスワードをかける方法はたくさんありますが、対象が「カテゴリー」で、「カテゴリー毎に異なるパスワード」を付けたい場合、方法は多くありません。
例:カテゴリー「食べ物」というカテゴリーには、「パスワード:foodlove」をつけ、カテゴリー「乗り物」というカテゴリーには「パスワード:carlove」というパスワードを付ける
ということです。
用途としては、簡易会員制サイトを作りたい場合、「Aプラン」を申し込んだ人には「学習Aカテゴリーのすべての記事」を読んでもらうためにパスワードを教え、「Bプラン」を申し込んだ人には「学習Bカテゴリーのすべての記事」を読んでもらうためにパスワードを教える、といったパターンです。
異なったカテゴリーが混在するサイトで複数記事を特定の人に読んでもらうには、「カテゴリー全体にパスワードをかけ、それぞれ異なったパスワードにする」という方法は、意外とニーズがあると感じています。
例えば、記事毎のパスワードはWordpress標準の機能としてついている機能です。
ただし、複数記事を読んでもらう場合、いちいちパスワードを入力しなければなりません。また、Wordpress標準のパスワード入力窓は、パスワード自体が「●●●」と表示される上、同一ドメインで異なるパスワードですとクッキーが効いてしまって、勝手にパスワードが入力された状態、になってしまうことがあります。
パスワードをつけた記事のテスト
⇒ https://wp.web-fan.info/pass-test/
そうすると、どんどん読み進めてもらいたいのに、「パスワードを入力したのに読めません!」とか「パスワードが正しく入っているか分かりません!」とかいうクレームの原因にもなってしまうのです。
WordPressのカテゴリーにパスワードを付けるプラグインとして有名な「Access Category Password」も、複数のカテゴリーにパスワードを設定できるけれど、【パスワードはひとつのみ】です。更新が長らくされていないのも気がかりです。
Access Category Passwordの管理画面
カテゴリー全体をパスワードで保護し、かつ、カテゴリー毎にパスワードを変える方法
「Password Protected Categories」というプラグインでできます。ただし、有料のプラグインになります。
1サイト49ドルで、各カテゴリーやカスタム投稿タイプで検索が可能になる一覧レイアウトページが必要な場合は、89ドルです。
あくまで1サイトの価格なので、数が増えれば価格は高くなります。
海外の有料プラグインにありがちなサブスク型ではなく、買取型のようなので、あれこれ無料版を組み合わせて時間を費やすよりも、サクッと導入できるのではないでしょうか。しかも、パスワード設定したコンテンツは検索エンジンからも隠されるなど、気の利いた機能もしっかりついています。
WordPressの記事の一部にパスワードをつけて、note風の作りにする方法
ちなみに、投稿の一部分のみをパスワードで保護してnoteの有料記事「これ以上は有料です」のような作りにできるのが「Passster」というプラグインです。
こちらは、生成されたショートコードで、パスワード保護したいコンテンツを囲むことで囲まれたコンテンツを見るにはパスワードが必要、ということになります。
記事の途中でパスワード入力ボックスが出てくるため、チラ見せ効果もあるので、使い方によってはユーザー獲得やメルマガ読者獲得に一役買ってくれるかもしれませんね。
また、クレジットカード決済機能を使えば「この先のパスワード保護されたコンテンツを読むには500円です」というような有料記事にもできそうです。
決済が完了したらパスワードを教えればいいので、「Accept Stripe Payments」や「WP Express Checkout」あたりと組み合わせると、料金回収もできそうですね。
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