お名前ドットコム(お名前.com)とロリポップサーバー、他サービスとの組み合わせで使う場合のDNS設定方法。メールをロリポップで使いたい

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ロリポップで独自ドメインを紐づけるならば、一番簡単なのがムームードメインですが、「お名前ドットコム」で取得している、という方も多いことでしょう。

なぜなら、「お名前ドットコム」はドメイン取得料が無料またはタダみたいな価格のキャンペーンをしていることがあり、GMOで同じ会社なのでお名前ドットコムで取得される方も多いです。

また、お名前ドットコムはドメインに関しての設定が細かくでき、ムームードメインではできないドメインの操作なども可能。中級者向けの使い方になりますが、他のドメイン会社でできないためにお名前ドットコムに移管する、という方もいます。

サイト関係はロリポップを使い、ドメインはお名前ドットコムで取得した、という場合の設定方法は簡単です。(パターンA)

ただし、お名前ドットコムで取得したドメインをロリポップの他、例えばティーチャブルやBASEなどサービスを複数またがって使う場合は、設定が複雑になります。(パターンB)

サイトはロリポップ、ドメインはお名前ドットコムの場合の設定は簡単(パターンA)

サブドメインもすべてロリポップで運用するなら、特に難しいことはありません。

お名前ドットコムとロリポップの紐づけ

ドメインのDNS設定は徐々に変更されていくため、お名前ドットコムで設定後、72時間ほどかかると言われています。したがって、設定後すぐにロリポップで独自ドメインを設定をしても、反映されるまで少し時間がかかるかもしれません。ただ、今までの経験から、設定反映までは1時間くらい待てば大体完了する印象です。

お名前.com+複数サービスを使う場合のDNS設定(パターンB)

お名前ドットコムで取得したドメインを以下のように複数のサービスを使い分けて使用したい場合、DNS設定は少々複雑になります。

例)
www.hogehoge.com もしくはhogehoge.com/メインのサイトはワードプレスでロリポップサーバー

shop.hogehoge.com/BASEやfc2カートなど外部サービス

独自ドメインのメールアドレスはロリポップで使う

このような場合、前提としてネームサーバーはお名前.comを使い、個別でDNS設定を行う、ということを踏まえておいてください。

お名前.comでサブドメインを別のサービスへ紐づけるには

お名前.comの管理画面→「DNS設定/転送設定」へ進みます。

ドメインにチェックを入れて「次へ」ボタンをクリックします。

次の画面のページの中盤にある「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」ボタンをクリックします。

お名前.comとペライチやBASE、フォームメーラーなどと紐づける場合

「DNSレコード設定」画面の「サイト作成」タブで

  • ペライチ
  • Strikingly
  • BASE
  • フォームメーラー
  • STUDIO
  • Shopify

の設定候補が用意されているので、該当するサービスの「設定する」ボタンを押すと、下にカスタマイズされたレコードが表示されるので「追加」をし、画面一番下の「確認画面へ進む」ボタンを押して、保存をかければOK。(必要に応じ、サブドメインを入力しましょう)逆に言うと、「追加」しただけでは反映されませんので注意が必要です。

上記はBASEの「設定する」ボタンを押した例です。ボタンを押すと、ボックス下にDNSレコードが入りますので、「追加」をします。ホスト名に必要ならばサブドメインを入力してください。(例:shop など)

お名前.comとTumblerやSeesaaブログを紐づける場合

入力画面の上に表示されている「ツール」、「ブログ」、「サイト作成」タブを切り替えることによりあらかじめブログサービスなどの設定候補が表示されます。

ツールでは

  • GoogleWorkspace
  • Bitly

ブログでは、

  • Tumbler
  • Seesaaブログ
  • Livedoorブログ

が候補として挙がっていますので、設定するボタンをクリックしてカスタマイズを進めます。

メインサイトをロリポップで使う場合

すでに、ドメインのNSレコードがお名前.comになっているので、変更ができません。
したがって、メインドメイン、サブドメイン毎にAレコード&IPアドレスで設定を行います。

ロリポップのIPアドレスを調べる

ロリポップはサーバー番号によってIPアドレスが異なります。ロリポップの画面ではIPアドレスの掲載がありませんので、自分で調べます。
ロリポップの管理画面→ユーザー設定→アカウント情報からロリポップのドメインをコピーします。

CMANにアクセス

nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】
サーバー管理者用の支援ページです。nslookupやdigを利用し管理中のDNSサーバーが外部から取得可能か確認できます。DNSの応答や問い合わせ結果を確認することができます。

URLに先ほどの「ロリポップのドメイン」を入力し、オプションではANYを選択。
nslookup実行をします。(dig実行でも同じ内容が閲覧できました)

次に表示された画面にIPアドレスが表示されます。

お名前.comのDNSレコード設定画面でIPアドレスを入力し、「追加する」

次にお名前.comの画面に戻り、DNSレコードの入力画面で、TypeをAレコード、VALUEを先ほど調べたIPアドレスにします。

ドメイン設定→DNS設定→DNSレコード設定を利用する の画面)

wwwも同じように設定して、追加しましょう。

まとめますと、

ホスト名:空白
TYPE:A
TTL:3600※デフォルトのまま
VALUE:IPアドレス

をひとつ。

ホスト名:www
TYPE:A
TTL:3600※デフォルトのまま
VALUE:IPアドレス

とすることで、メインのサーバーはロリポップを使うことになります。

お名前ドットコムで取得したドメインをメールサーバーをロリポップにする

お名前ドットコムで取得したドメインを複数サービスにまたがって使う場合の方法です。

お名前.comのメインのネームサーバーはお名前ドットコムになっているので、独自ドメインのメールアドレスがこのままでは使えません。

方法としては、お名前ドットコムの「お名前メール」をオプションで付けることで独自ドメインのメールアドレスを使うことができるようになりますが、ロリポップのサーバーがあるのなら、そちらのメールサーバーを使えば追加料金がかかることはありません。

ただし、同じようにお名前ドットコムにおいて、メールはロリポップで使うよーと宣言してあげなくてはなりません。

現在使っているロリポップのMXレコードを調べるには、

CMANにアクセス

nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】
サーバー管理者用の支援ページです。nslookupやdigを利用し管理中のDNSサーバーが外部から取得可能か確認できます。DNSの応答や問い合わせ結果を確認することができます。

URLに先ほどの「ロリポップのドメイン」を入力し、オプションではANYを選択。
nslookup実行をします。(dig実行でも同じ内容が閲覧できました)

次の画面に調べた結果が出ますが、「mail exchanger」の部分です。

お名前ドットコム「DNSレコード設定」で

ホスト名:空白
TYPE:MX
TTL:3600※デフォルトのまま
VALUE:mx01.lolipop.jp
優先:10 ※優先順位です

として、「追加」し、保存をしましょう。

少々タイムラグが発生する可能性はありますが、これで独自ドメインのメールアドレスがロリポップで送受信できるようになると思います。

その後Gmailに送信できない場合やエラーメールが返ってくる場合は以下の記事よりSPF設定をすると改善できますよ!

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