不動産情報を掲載するサイトを構築するためのワードプレスプラグイン比較「不動産プラグイン」の使い方

floor plan, blueprint, house, home, construction, drawing, architecture, design, build, renovation, drafting, engineering, architectural, engineer, condo, room, real estate, architect, mortgage, housing, kitchen, living room, washroom, industry, factory, floor plan, floor plan, blueprint, blueprint, blueprint, construction, construction, construction, construction, renovation, renovation, engineering, real estate, real estate, real estate, real estate, real estate, architect wordpressのプラグイン紹介

不動産情報を掲載するにあたり、投稿や更新が便利なプラグインがあります。国内外のプラグインがありますが、日本語サイトにちょうど良いプラグインはどれか、比較してみます。

不動産情報を掲載するためのプラグイン条件

まずは、不動産情報を掲載するためのプラグイン条件(理想)と機能のポイントを上げます。

  • 日本語に対応しているか
  • 検索機能はあるか
  • 不動産情報一覧を表示させる機能はあるか(なくても対応できるプラグインを調査)
  • 売約済み、成約済み後の挙動を実装しているか
  • 物件の「お問い合わせフォーム」の実装
  • マップ機能はあるか

不動産プラグイン

そのままズバリの名前の「不動産プラグイン(https://nendeb.jp/)」は、国産の不動産専用プラグインです。不動産の物件を表示するのに必要な入力項目がそろっていて、賃貸・売買のホームページに対応が可能。無料で配布されていますが、より高度な有料版や追加オプションもあります。

ワードプレスの「プラグイン」画面で検索してもヒットせず、独自のホームページからダウンロードして自分のワードプレスにアップロードする形のプラグインです。

また、同社の不動産プラグインを使うための無料・有料テーマも用意されています。中にはSNSとの連投のプラグインもあるので、サイトへの掲載だけではなく、告知までシームレスに対応できます。

不動産プラグインの使い方(無料版)

ここでは不動産プラグインの無料版を使ってみます。
まず、ワードプレスのプラグインページからの検索ではヒットしませんので、「不動産プラグインのページ」https://nendeb.jp/fudou へアクセスします。

無料であってもショッピングカート式で申し込みをします。
「お買い物カゴに追加」ボタンに追加していきます。

必要があれば、他のプラグインも一緒に追加していきましょう。有料のものもあるので注意が必要ですが、無料のプラグインもあります。したがって、無料プラグインであっても手に入れるためには、名前や住所などの入力が必要になります。

また、無料であってもライセンスキーが発行され、製品登録を求められます。製品登録によって、アップデートに対応できるようになります。

不動産プラグインの導入方法

不動産プラグインの導入方法
  • STEP1
    WordPressのパーマリンクを設定する

    推奨は「基本」か「数字ベース」です。

  • STEP2
    好きなテーマを選択する

    WordPress標準テーマを推奨しています。標準テーマをベースにした専用テーマも配布されているので、そちらを設定してもよいでしょう。テーマはのちに変更することも可能です。

  • STEP3
    ダウンロード申し込みをしてプラグインを入手する

    公式サイトよりダウンロードできます。申し込みをするスタイルで、ライセンスキーも発行されます。

  • STEP4
    プラグインをアップロードしてインストール&有効化する

    ダウンロードしたプラグインデータをプラグインページよりアップロード→有効化します。

  • STEP5
    不動産プラグインを使うための必須プラグインをインストール&有効化する

    不動産プラグインには一緒に使うことを推奨されているプラグインがあります。(当記事下に記載)設定前や記事投稿前にインストールして有効化することをおすすめします。

  • STEP6
    設定→不動産プラグイン設定が追加されるので設置画面へ行く

    ダッシュボードの「設定」に「不動産プラグイン設定」と「不動産プラグイン製品登録」ができあがります。

    また、有効化されるとダッシュボードのメニューに「物件」という投稿メニュー(カスタム投稿タイプ)が追加されています。物件の入力はこちらから行います。

    不動産プラグイン設定画面

    この画面で初期設定を行います。物件を入力する県の設定や物件のお問い合わせ先お問い合わせフォームのソース(Contactform7)などを設定します。

  • STEP7
    物件情報を入力する

  • STEP8
    ウィジェットを整える

  • STEP9
    トップページを仕上げる
  • STEP10
    会社概要やプライバシーポリシーなど、他のページを作りこむ

不動産プラグインのパーマリンクは「基本」か「数字ベース」が推奨されています。
投稿名は日本語URLになり長くなる可能性を踏まえて推奨されていませんが、他の記事の兼ね合いも踏まえると、function.phpにて「日本語の場合は数字にする」と指定することで対応できるのではないかと考えます。(のちに方法を解説します)

不動産プラグインを有効化すること追加されるメニューや機能

プラグインの設定画面

ダッシュボードの設定に「不動産プラグイン設定」と「不動産プラグイン製品登録」のふたつのメニューが表示されます。それぞれ、不動産プラグインの設定や登録を行います。

プラグインの設定画面

ダッシュボードのメニューに物件を入力できるカスタム投稿タイプが表示されます。

新規物件を追加すると、不動産に必要な項目が入力できる専用の入力画面が表示されます。

専用のウィジェット

ウィジェットには不動産プラグインによるウィジェットが追加されています。ウィジェットを移動することにより、表示が叶います。わかりにくい場合は「ClassicWidget」プラグインを入れて、旧ウィジェット画面にするとよいでしょう。

フッターにリンク

不動産プラグインを有効にすると、フッターに「Fudousan Plugin Verxxx」というリンク付きのテキストが入ります。

無料のプラグインやテーマにはよくある仕様ですが、消す方法はTips内で紹介されていますが、有料での公開です。

不動産プラグインを使うための必須プラグイン

不動産プラグインには一緒に使うための必須プラグインがあります。
設定をする前に一緒にインストールしておくことをおすすめします。

その他の推奨プラグイン

不動産プラグインがリリースしているプラグインからそのほかの便利なプラグインまで任意で入れた方が良いプラグインです。

一緒に使うことを承認しないプラグイン

  • 古い「WP jQuery Lightbox(~1.4.8.2)」
    http://wordpress.org/extend/plugins/wp-jquery-lightbox/
    新しいバージョンに更新すればOKです。
  • 「WP Suer Cache」「W3 Total Cache」等のキャッシュ系プラグイン
    キャッシュ系のプラグインでは不都合が生じる場合があります。
  • DB Cache Reloaded Fix
    http://wordpress.org/extend/plugins/db-cache-reloaded-fix/
    データベースのクエリのキャッシュを生成するWordPressのための最速のキャッシュエンジン。
    【※会員機能を使う場合は DB Cache Reloaded Fix や 他キャッシュ系 のプラグインは、ログインに失敗したり 会員物件が見れなかったりする可能性があるので利用しないでください。】とのこと
  • SiteGuard WP Plugin
    https://wordpress.org/plugins/siteguard/
    サイト自体のセキュリティを強めるプラグインで、サーバーによっては使用が推奨されている場合があります。ただし、不動産プラグインとの併用では、設定によっては不動産会員プラグインで会員がログインできなくなります。
  • reCAPTCHA系
    管理画面ログインや問い合わせフォームでセキュリティのために「reCAPTCHA」使うケースがありますが、ちゃんとやらないと管理画面へログインできなくなりますので注意してください。
    ※不動産会員プラグインを使う場合は非推奨です。
  • HeadSpace2 SEO Plugin
    https://wordpress.org/plugins/headspace2/
    WordPress4.5以降でメディアアップロードできなくなります。
  • All in One SEO
    https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
    内部で同じプログラムを 2回走らせている部分がありますので 不具合(2重表示等)が出る場合があります。

不動産プラグインを使った物件情報の入力

ここまでは、不動産プラグインのインストールから有効化、推奨プラグインの導入まで行ったら、い物件登録を行います。

不動産プラグインを有効化すると、ダッシュボードに「物件」というメニューができ、物件専用のフォーマットの投稿画面で投稿できます。

記事のエディタはブロックエディタ、クラシックエディタと設定や使用テーマによって異なりますが、通常の記事作成画面の下に、住所や交通、間取りや金額などを入れる項目が細かく表示されます。

「不動産プラグインのメリット」
  • 日本語対応である
  • 無料で試せる
  • ヘルプやTipsも日本語で解説されている
  • 機能は必要な分だけ購入できる
  • 不動産に特化した検索機能が揃っている
  • 物件情報をCSVで取り込むことができる
  • 1件につき画像は30件まで
  • ショートコードやブロックウィジェットで物件の掲載が可能でサイト作成がしやすい
「不動産プラグインのデメリット」
  • 欲しい機能が有料である
  • 有料機能のプラグインが1年間は無料でその後のバージョンアップは年間ライセンスの利用が必要になる
  • 使えるテーマやプラグインが限られてくる可能性がある(推奨テーマはWordpress標準のTwenty系)
  • カスタマイズのヘルプやTipsが一部有料公開になっているので都度お金がかかる

不動産プラグインを使ったサイト構築のまとめ

最初に挙げた条件を元に「不動産プラグイン」をまとめます。

  • 日本語に対応しているか →対応している!
  • 検索機能はあるか →ある!
  • 不動産情報一覧を表示させる機能はあるか(なくても対応できるプラグインを調査)→ ある!
  • 売約済み、成約済み後の挙動を実装しているか → ある!
  • 物件の「お問い合わせフォーム」の実装 → ある!(Contactform7のカスタム)
  • マップ機能はあるか → ある!

不動産プラグインを使ってサイトを構築しようと思ったときに、最初の導入部分で諸々設定があるので手順が長く感じますが、実際はただただ物件登録していけば、形になってきます。

なにより細かい入力項目や検索機能が仕上がっているので、ゼロから作るよりもとても楽です。
(都道府県の設定をすると市や区も出てくるのがとてもよかったです)

ただ、会社サイト兼物件サイトとする場合が多いと思いますので、デザインの面でこだわりながら構築したいという場合は、デザイン面のカスタマイズが必要かもしれません。Wordpress標準のテーマだとあまりスタイリッシュに仕上がりませんし、その他のテーマに変更してみたらレイアウトが結構崩れたのでどちらをメインにスタートするのか、で迷うところではありました。

海外のプラグインもあるので、比較してみようと思いましたが、こちらのプラグインは国産で、市町村や沿線が自動で出てくるなど使い始めるまでの調整が不要なので、日本の物件を扱うならこのプラグインだけで十分なのではないか、という印象です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました